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中庭のある家「人時」−プランのこだわり
住宅地の敷地は狭く密集しています。
そのなかでプライバシーを確保しつつ、家族の豊かな共有空間をもつ家として中庭に注目しました。
中庭のある家というのはプランとしては珍しくありませんが、狭い敷地では部屋の確保が優先され、
中庭をつくる余裕はあまりなく、また費用の面からも一般の家庭では実現は難しいと思われています。
今回のプランは、ごく普通の広さの土地を持つ人に、憧れでしかなかった中庭のある家を実現させました。
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中庭のある家「人時」−設計のコンセプト
中庭の良さとして、「家と庭を一体化できること」「プライバシーが確保されること」の2つが挙げられます。
その2点を最大限に生かすことを意識してプランニングしました。
その上で採光面での問題を解決しています。
●基本プラン
・建物の配置は中庭をつくるためコの字型としました。ロの字型は廊下スペースが増え、
狭い敷地には非効率のため採用していません。
●庭の楽しみ
・家のどこにいても中庭が見えるように配慮してあります。
・2階の寝室は直接庭に面していないが、書斎としてロフトをつくることで解決しました。
●プライバシー
・外部からの視線の気にならない空間とするため、コの字型の開いた面には目隠しを設置しました。
・開口は主に中庭に面してあけることで周りから独立した空間となりました。
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●採光
・採光は主に中庭からとります。
・中庭は南向きに設けて1日中光が入るようになっています。
・午後からの西からの光も庭にとりこむため、西側の一部は 1階建てとしました。
・外壁の素材は反射しやすく明るい色の素材を採用しました。
・中庭側に面した階段をスケルトンタイプにすることで光を 遮りません。
・目隠しもルーバーとし、光を遮らないようにしました。
※ルーバーについての詳細は以下となります。 |
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●ルーバーについて
ルーバーは外からの視線を遮ることを目的に設置しますが、光を遮らないためにいくつかの対処が してあります。
ルーバーのピッチは採光上の理由からなるべく大きくしたいのですが、大きくしすぎると目隠しの
効果がなくなってしまいます。そこでルーバーに角度をつけることで、正面からの視線は遮りつつ 採光を確保できるようにしました。
例えば、冬の15時には陽の光の角度に合わせて45度に傾ければ光を遮りません。この構造は 45度だけではなく傾きを調節できる構造とすることで、様々な敷地に対応することを想定しています。
このルーバーの角度操作により採光面とプライバシーの問題を一挙に解決しました。
また、ルーバーには目隠し・採光以外に、風通しの面でも効果を発揮します。外からの風がルーバー から入り庭を通り抜けて室内へと流れます。
開放的な空間を作り出すためにも、ルーバーは不可欠となります。 |
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